20240907_OCIjpLT コスパの良いOCIの最新事例

2.2K Views

September 17, 24

スライド概要

2024/09/17に実施された「OCIjp #54 Oracle Cloud Infrastructure ユーザーグループ」でのLT資料です。

タイトル:コスパの良いOCIの最新事例

https://fullenergy-oci.connpass.com/event/325470/

profile-image

パブリッククラウドに関するお仕事をしてます。

シェア

またはPlayer版

埋め込む »CMSなどでJSが使えない場合

(ダウンロード不可)

関連スライド

各ページのテキスト
1.

コスパの良いOCIの最新事例 日本オラクル株式会社 新井 健一 2024年9月17日

2.

自己紹介 Org:日本オラクル(since 2021) Name:新井健一 Social Media - X(≒Twitter) : @araidon - GitHub : @araidon - Qiita : @araidon 3 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

3.

オラクルは競合クラウドサービスに”コスパ”で挑め 4 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

4.

コスパの良いOCIの最新事例 3選 5 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

5.

コスパの良いOCIの最新事例 その1. ファンコミュニケーションズ様 老舗のブログサービス「Seesaaブログ」をAWSからOCIに移行し、約50%の劇的なコスト削減を実現 Seesaaブログ システム構成イメージ • 2003年にサービス開始。日記やアフィリエイト、まとめブログなど様々 なブログライフをサポート。200万人以上のユーザーが利用 従来の課題 • 既存のAWS環境のコスト削減の必要性があった • VMのサイズが柔軟に選択できず、CPUコア数とメモリサイズがアンバ ランスで過剰なリソースコストを支払っていた 採用ポイントと導入効果 • 既存AWS環境と比較して、約50%のコスト削減ができた • OCIのフレキシブル・シェイプのVMはCPUコア数とメモリサイズに対 してシンデレラフィットの設定が可能で、サーバ利用全体にて、必要 な性能に関して適切なコストで利用できるようになった • コスト削減フレームワークの利用により、AWSユーザー観点での移 行アセスメントなど、Oracleメンバーの適切な支援を気軽に得られ た。また、Oracleから提供されるMySQLのQ&Aサポートは安心 感があり有益だった • OCI Cache with Redisでは、既存利用のAmazon ElastiCache for Redisから約25%のコスト削減効果があった 6 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 利用サービス(クラウドサービス/その他) • Compute VM, Block Volume, MySQL Database Service, OCI Cache with Redis, OCI Registry (Container Registry), etc. • コスト削減フレームワーク

6.

お客様がブログ書いてくれました Qiita、投稿後トレンド1位達成! Xでもバズりました。 https://qiita.com/teckl/items/60c155228111a7a77878 7 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

7.

コスパの良いOCIの最新事例 その2. 株式会社 ジオン様 CGM (Consumer Generated Media) を運営するシステムをAWSから移行し、圧倒的なコスト削減を実現 株式会社 ジオン システム構成イメージ • メディア資産を最大化する企業として、デジタルマーケティングに 強みを持ち、メディアの運用・広告戦略を展開。月間10億PV以 上のCGM (消費者生成メディア) 等を複数運営。 従来の課題 • 円安の影響で既存のAWS環境のコスト削減の必要性があった。 • VMのサイズが柔軟に選択できず、CPUコア数とメモリサイズがアン バランスで過剰なリソースコストを支払っていた。 • ユーザー導線・検索ログ等を格納するAmazon Keyspacesに TRUNCATE (全レコード削除)機能が無く、削除作成では数十 秒の処理時間が発生しサービスのレスポンスに影響が出るため、 ローテーションし運用する必要があった。 採用ポイントと導入効果 • 既存AWS環境と比較して、約50%以上のコスト削減ができた • OCIのflexible shapeのVMはCPUコア数とメモリサイズに対してシ ンデレラフィットの設定が可能で、適切な選択の結果、AWSの EC2 約130台から、OCIのVM約70台に集約できた。 • Amazon KeyspacesからOCIのNoSQL Databaseに移行し、データ の存続時間(Time to Live)の設定が可能でシンプルな運用にな り、レスポンスへの影響が無くなった。 8 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 利用サービス(クラウドサービス/その他) • Compute VM、Block Volume • NoSQL Database Cloud Service • コスト削減フレームワーク (Oracleによる移行アセスメント支援)

8.

※ 企業ロゴ コスパの良いOCIの最新事例 その3. 株式会社アプルーシッド様 「ドクセル」 を、OCI Container Instancesを活用してGoogle Cloudから移行し、圧倒的なコスト削減を実現 ドクセル(Docswell) • PDFやパワーポイントのスライドを共有できる国産のスライドシェ アサービス。ユーザー約30万人、月間アクセス約600万回。 システム構成イメージ 従来の課題 • 既存のGoogle Cloud環境のコスト削減の必要性があった(特 に、アウトバウンドのデータ転送のコスト)。 • ユーザーアクセス時にコンテナが都度起動するスピンアップの仕組 みにより、時に遅延が発生していた。 採用ポイントと導入効果 • 既存Google Cloud環境から移行し、特にデータ転送が毎月 10TB無料の利点を享受し、全体で約65%のコスト削減を 実現。MySQL Database Serviceの高可用性構成の部分 は、要件を実現しつつ約50%のコスト削減を実現。 • OCI Container Instancesを活用し、Kubernetesを利 用せずに既存のコンテナアプケーションをシームレスに移行でき た。 • コスト面で有利なContainer Instancesを必要個数、常時 起動しておくことで、スピンアップの仕組みにする必要が無くなった。 結果、遅延のない安定的な処理を実現。 • 複数のコンテナ間の疎結合な処理にOCI Queueを活用。 9 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates | Confidential: Internal 利用サービス(クラウドサービス/その他) • OCI Container Instances • OCI Registry • OCI Cache • MySQL Database Service • OCI Queue • コスト削減フレームワーク (Oracleのアセスメント支援等)

9.

お客様がブログ書いてくれました ・Qiita、投稿後トレンド入り Xでもバズりました。 https://qiita.com/ku_suke/items/d198d4e5284af8eede6d 10 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates | Confidential: Internal ・移行中の、メモをZennで掲載 https://zenn.dev/kusuke/scraps/ac9b294bdde490

10.

Oracle 主催のウェビナーにも登壇いただきました 視聴はこちら! https://www.youtube.com/watch?v=0niqcsm6wo4 12 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates | Confidential: Internal

11.

なお、この資料は ドクセル で公開しております。 皆様是非使ってね! 13 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates.