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January 16, 24
スライド概要
株式会社ブランドデザイン 代表取締役。食品会社、広告会社を経て、2003年に名古屋工業大学大学院 産業戦略工学専攻 准教授に着任。その後、名古屋工業大学 産学官金連携機構 特任教授、厚労省所管 職業能力開発総合大学校 教授を経て2019年6月より現職。デミング賞審査委員会委員、日本品質奨励賞審査委員、㈱安川電機 社外取締役、㈱ジェイテクト 社外取締役を務める。専門はブランドマネジメント、主戦場は「事業開発」。企業の事業価値創造プロジェクトや幹部人財育成など企業指導多数。主な著書として『日本品質管理学会選書9 ブランドマネジメント:究極的なありたい姿が組織能力を更に高める』(日本規格協会)、『理想追求型QCストーリー』(日科技連出版社)など。
[概説] あるべき姿 ありたい姿 問題解決 と 課題達成 加藤 雄一郎 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 1
「課題解決」という物の言い方はアリ? 解決 とくれば、 問題 問題 解決 課題 課題 達成 課題 とくれば、 達成 解決 という物の言い方は存在しない BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 2
[1] 問題とは。 問題解決とは。 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 3
問題とは 現状 差異 (Gap) 目標 = 問題 問題とは、 「目標」と「現状」の ギャップ BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 4
問題解決とは 現状 差異 (Gap) 目標 = 問題 問題とは、 「目標」と「現状」の ギャップ 問題解決とは そのギャップを生む原因を究明し、対策を講じること BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 5
たとえば、特性要因図 現状 差異 (Gap) 目標 問題解決とは そのギャップを生む原因を究明し、対策を講じること BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 6
「問題解決QCストーリー」という手順 問題解決とは 現状 差異 (Gap) 目標 問題解決の手続き 目標 現状把握 ギャップを生む要因の解析 対策立案 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 7
[2] QCストーリーには もう一つある BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 8
問題解決型 と 課題達成型 現状 差異 (Gap) 既に在る 目標 目標 現状 差異 (Gap) 新たに設定 された目標 今は無い 目標 目標 = = 問題解決型 問題解決の手順 問題 QCストーリー 課題達成型 課題達成型の手順 課題 QCストーリー 既にある目標 今は無い目標 現状把握 方策の検討 ギャップを生む要因の解析 最適策の追求 対策立案 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 9
「問題」 と 「課題」 = = 「既に在る目標」と「現状」のギャップ 現状 差異 (Gap) = 問題 既に在る 目標 目標 あるべき姿 新たに設定 「既に在る目標」と「現状」のギャップ された目標 現状 差異 (Gap) 今は無い 目標 目標 = 課題 ありたい姿 「既に存在する目標」 と「現状」のギャップ 「新たに設定された目標」 と「現状」のギャップ <既に存在する目標例> <新たに設定された目標例> 製品の不良率の減少 大口顧客依存からの脱却を目指す 変種変量生産システムの開発 コールセンターの受電率向上 生産ラインにおけるムダの削減 量販店を通さない ダイレクトビジネスモデルの構築 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 10
「あるべき姿」 と 「ありたい姿」 = = 既に在る目標 現状 差異 (Gap) = 問題 既に在る 目標 目標 あるべき姿 新たに設定 された目標 今は無い目標 現状 差異 (Gap) 今は無い 目標 目標 = 課題 ありたい姿 「既に存在する目標」 と「現状」のギャップ 「新たに設定された目標」 と「現状」のギャップ <既に存在する目標例> <新たに設定された目標例> 製品の不良率の減少 大口顧客依存からの脱却を目指す 変種変量生産システムの開発 コールセンターの受電率向上 生産ラインにおけるムダの削減 量販店を通さない ダイレクトビジネスモデルの構築 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 11
違いは、既存モデルが通用するか否か 問題解決型QCストーリー 課題達成型QCストーリー 目標と現実の ギャップについて 「既に在る目標」と 現状のギャップ 「新たに設定された目標」と 「現状」のギャップ 決定的な違い 既存モデルの延長線上で そのモデルを改善 既存モデルを破棄して 新しいモデルを創りだす 現状のやり方を前提とし 不具合を取り除く 現状のやり方を捨てて 新たなやり方を導入する 当たり前品質の確保 既存業務の継続的改善活動 既存業務の維持・向上 魅力的品質の創造 新規業務への対応 既存業務における現状打破 <テーマ例> <テーマ例> 大口顧客依存からの脱却を目指す 変種変量生産システムの開発 既存モデルに対する是非 取り扱うテーマ 製品の不良率の減少 コールセンターの受電率向上 生産ラインにおけるムダの削減 量販店を通さない ダイレクトビジネスモデルの構築 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 12
[3] 問題提起 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 13
問題解決型 と 課題達成型 再掲 現状 差異 (Gap) 既に在る 目標 目標 現状 差異 (Gap) 新たに設定 された目標 今は無い 目標 目標 = = 問題 課題 問題解決型QCストーリー 課題達成型QCストーリー 既にある目標 今は無い目標 現状把握 方策の検討 ギャップを生む要因の解析 最適策の追求 対策立案 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 14
要は、どちらも目標設定後の思考プロセス 設定されたテーマは 既存モデルを前提とする? NO YES 問題解決型QCストーリー 課題達成型QCストーリー 既にある目標 今は無い目標 現状把握 方策の検討 ギャップを生む要因の解析 最適策の追求 対策立案 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 15
問題提起 では、目標設定に至る思考プロセスは? 問題解決型QCストーリー 課題達成型QCストーリー 既にある目標 今は無い目標 現状把握 方策の検討 ギャップを生む要因の解析 最適策の追求 対策立案 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 実施および効果の測定 標準化と対策の水平展開 BRAND DESIGN: Chance Discovery for The Brand 16